二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「蘭、もしデートしたくなったらあたしのことは気にせずいつでも行ってきていいからね」

「惺音ちゃん…」

「蘭と莉子が幸せだったらあたしも嬉しいから。主人がいるのにって気が引けるかもしれないけど…それよりもあたしは蘭の幸せを優先してほしい」

「ありがとう…」

「でも、神使としての務めもちゃんと果たしてよ?」

「うん、もちろんだよ…!」



俺はきっと良い主人、良い出会いに恵まれたんだと思う。



孤独だった俺が今はこうして果報を得てる。



その日、付き合った初日なんだから行ってこいと言われて莉子とデートに出て。



手をつなぐと喜んだ。



ずっとその顔を見てたいと思った。



やっぱり莉子のこと好きなのかも。



そう思うと嬉しかった。



「莉子、チューしよっか」

「へっ…ここで!?」

「うん、今したい」

「いい…よ?」



今はこのかわいい存在を絶対に手放したくない。



俺は素直にそう思った。