二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「ちょっ…とっ…」

「俺も惺音の味、知りたい」



そう言うと顔を真っ赤にして大人しくなった。



血が出るほどに強く噛むと、うっすらと血が滲んで。



「美味くない…」

「そりゃ…そうでしょ…」



惺音から体を離した。



「悪い…痛い思いさせた」



俺は自分のしたことを反省…。



ベッドに腰かけて(こうべ)を垂れた。



「どうしたの、急に変なことして…」



惺音が俺の隣に座る。



惺音の首の傷はみるみるうちに治癒していく。



「惺音の血をあいつが飲んだって思ったらなんかすげえモヤついて…俺も惺音の一部が欲しくなった…」



気落ちしながらそう言ったら惺音が困った顔をして笑った。



それからぎこちない手付きで俺の頭をそっと撫でる。



「そんな変な嫉妬しなくても…あたし…もう全部、こ、煌のものでしょ…?」

「…」



俺はたまらなくなって惺音を抱きしめた。



こんなに愛おしい存在が側にいる…。



惺音にキスをして。



惺音を噛んだところにもそっと口づけた。



「痛かったか?」

「痛かったけど…別に、い、嫌じゃなかったけど?」

「そうか…」



もう一度惺音を抱きしめる。



惺音もそっと俺を抱きしめ返してくれた。



「もうしない…」

「…」



返事の代わりに、惺音は俺のことをさらにぎゅっと抱きしめた。