二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

ファンファーレと共に試合が始まった。



まずは目の前にいる奴から片付けよう。



でも試合が始まって気づいた。



殺さないよう手加減しないといけないから逆に難しい。



あっちの攻撃は手ぬるいから楽に躱せるんだけど…。



下手に波動なんか出したら死んじゃうか…。



俺は攻撃せずに、さっと飛んで向こうの攻撃を躱しながらパッと旗を取った。



ふう…。



そんな感じで俺は次々と旗を取っていく。



敵チームの数はどんどん減っていった。



残ってるのは強い奴らばっかり。



虎の妖と対峙した。



「鳥なんかには負けねえよ?」

「どうだかね~。虎って言っても威勢がいいだけじゃない?」

「威勢の良さ、見せてやるよ」



そう言って俺に向かって飛んできた。



俺は身を縮めてそれを躱す。



虎くんが俺に吠えた。



口から火を噴く。



おお…これは強いかも。



炎が俺の周りを取り囲んだ。



じんわりと近づいてくる虎くん。



俺は波動でそれをかき消すと飛んで、そのまま波動を虎くんに直撃させた。



だけど、波動を受けながら虎くんもジャンプする。



鉤爪で俺のことを落とした。



「いっ…」



2人で地面に倒れた。



虎くんがゆっくりと立ち上がって俺にじっくり近づいた。



やばいかも…っ。



そのとき、



「蘭っ!」

「煌くん!」



煌くんが駆け寄ってきた。



「獲物が2人になった」



虎くんがニヤッと笑った。



虎くんが一気に決着をつけようと俺たちに飛び掛かって炎を噴いた。



煌くんも狐火を手に灯しそれに対抗する。



俺はその瞬間に立ち上がり、全力の波動を虎くんに放った。



虎くんは俺の波動に吹き飛んだ。



俺は素早く虎くんのところまで飛んでいき…旗をゲットした。