二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「なに?」



俺は卵焼きをモグモグ食べながら聞く。



「煌くん、青蘭くん、一緒に写真撮ってくれないかな!?」



おお、青春っぽい!



いいよ、と言おうと思って煌くんと惺音ちゃんを見た。



惺音ちゃんが思い切り睨んでる…。



煌くんが苦笑いして「悪い、無理」と断った。



そして、莉子も…。



行ってほしくなさそうな顔…。



「そっか、じゃあ青蘭くんだけでも…」



女の子が言った。



もちろんいいよ、って言おうと思ったのに…。



「俺も…やめておこうかな」



口から出て来たのは反対の言葉。



ええーっ。



俺、自分で言ってびっくりだよ…。



女の子たちはがっかりしながら帰って行った。



それからお昼も食べ終わり、午後の部スタート。



午後は応援合戦とかリレーとか。



そして最後の競技になった。



最後の大トリの競技は…旗取り合戦!



これは何かと言うと、自分の頭に着けた旗を取って取られるゲーム。



チームごとに旗の色が分けられていて、自分のチーム以外の旗を取る。



妖力使い放題の、実戦を想定した試合らしい。



まあもちろん殺したりしたらダメだけど。



毎日鍛錬もして、妖丹たくさん飲んで、実際に色んな妖怪退治をしてきた俺からしたら楽勝でしょ~。



客席から莉子の姿を探す。



莉子が俺に手を振った。俺も振り返す。



莉子に良いところ見せてあげよ~。



って…あれ?



俺、莉子に良いところ見せたいんだ…?



ふーん…。