二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

がっくりと肩を落とす俺。



莉子がヨシヨシとなぐさめてくれる。



「蘭くん他の種目もすごい活躍してたから大丈夫!」

「だよね? 俺頑張ってたよね? 見てた?」

「全部しっかり見たよ! 蘭くんすごい!」



へへ…。



じゃあまあいいや…。



次がんばろう!



それから午前の種目も俺はたくさん頑張った。



お昼の時間になって、4人でお弁当を開く。



うちのシェフが作ったとっておきランチ~!



「うまーい! 体育祭って楽しいね!」



俺はニコニコ。



でも惺音ちゃんはやっぱり不機嫌。



俺もだけど、煌くんずっとキャーキャー言われてたもんね…。



「ほら、早く食えよ」



そう言ってミートボールを惺音ちゃんに無理やり食べさせようとして怒られてる。



「モテて喜んでる煌を燃やすのとキャーキャー言ってる女たちを燃やすのどっち先がいい?」

「どっちもすんな!」



俺と莉子は苦笑。



2人の痴話げんかを見ながらモグモグとお弁当を食べる。



「でもあたし驚いちゃった」



莉子が言った。



「なにが?」

「こんなにたくさん妖の姿を見たの初めて。圧倒される景色だね…」



今日は生徒全員が妖の姿で体育祭に臨んでる。



莉子が驚くのも無理ないか…。



「あたしだけ人間で肩身狭かったよ」

「堂々としてればいいんだよ、自分は特別な人間でーすって」



俺は言った。



「あははっ、そうだね」



莉子は笑ってる。



そのとき、「ちょっといい…?」と女の子2人組が俺らに近づいてきた。