二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

そして、落着したように見えたこの件は、まだ終わらない…。



「おい、惺音」

「はい…」

「こっち来い」



煌に引っ張られて煌の部屋まで行く。



鍵を閉められた。



そのままきつく抱きしめられる。



余裕ないような感じ…。



「こ、煌…?」

「はあ…黙ってキスされやがって…」

「ご、ごめん…」

「いや…悪い。お前が一番嫌な思いしたよな」



煌がそう言ってあたしをソファに座らせた。



あたしの頭を静かに黙って何度も撫でる。



それからもう一度抱きしめた。



体を離してあたしの頬を切なそうに撫でる。



「この気持ちの持って行き場、どうしたらいい? まじであの男、許せねえんだけど…」

「許さなくていいよ…。あたしは…こ、煌の物だから…」



あたしが言うと、ふっと笑って「惺音は…俺の」そう言ってあたしにそっとキスをした。



「これで…浄化」

「うん、浄化された」

「愛してる、惺音」



煌が突然そんなこと言うもんだから、あたしはとんでもなく慌てて。



あたしの顔色がどうなったかは想像の通り。



龍王事件は、これにて落着した。