二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「な…な…」

「紅柳! 許さねえ!」



煌がズンズンと紅柳に向かって歩いて紅柳の頬を思い切り殴った。



「ふざけんなよお前!」

「なんだ、この狐が恋人かい。新しい人生を取り戻したら真っ先に君を嫁にもらおうと思ってたのに残念だな」

「衛士、こいつ殺してもいいか?」



衛士が黙って首を横に振ってる。



「でも殺す!」

「ちょっと、煌!」



あたしは慌てて煌を止める。



「そんなことしたらあんたまで罰を受けるでしょ!」

「うるせえ! 俺の惺音に何しやがんだよ!」

「落ち着いて!」

「浄化させろ」



煌がそう言って、あたしにいきなりキスをしてきた。



あたしの顔は真っ赤。



思わず煌を平手打ちした。



「みんなの前で何やってんの!」

「なんで俺だけ殴られんだよ! 悪いのはこいつだろ!」

「あんたも悪いよ!」



この様子を紅柳は笑って見てて。



何はともあれ、龍王事件は無事に解決してよかった。



そのあとあたしたちは海を浄化させて。



みんなで屋敷に帰った。



煌はまだ不機嫌。



あたしだって突然紅柳にあんなことされて怒ってはいるけどね!



でも音琶が先。



音琶の寝ている部屋まで急いだ。



部屋では音琶の側に龍ヶ峰くんが付き添ってて。



音琶は眠っている。



だけど…胸元の真珠はピンク色に輝いている。