二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

惺音は借りて来た猫みたいに静か。



惺音をソファに座らせて、俺も隣に座った。



「なんか喋れよ」

「しゃ、喋ってるしっ」

「ハハッ、いつ喋ったよ」

「い、今…」



俺は笑って惺音の頬に触れた。



「いつも以上に大人しいじゃん」

「だ、だって…莉子を応援するばっかで自分が2人きりになること、わ、忘れてたから…」

「2人きりになるの、嫌だった?」



俺は試すように惺音を見た。



惺音は目線を逸らす。



「……い、嫌じゃない…」

「キスしてい?」

「き、聞かなくてもするじゃん…っ」



俺はふっと笑った。



「それもそうだな」



そう言って惺音に深いキスを重ねた。



惺音はそれをぎこちなく受け入れる。



俺は止まらなくて。



惺音を味わうようにキスし尽くした。



しばらくして唇を離す。



「キス、下手だな。かわいすぎ」

「こ、煌こそ…なんで慣れてるの…?」



惺音の顔を見ると、なんか少し不安げ。



あ~…それ聞いちゃう…?



俺は惺音のことを抱きしめた。



「教えねえ」

「なんで!」

「惺音が妬いちゃうから」



そう言ったらガバッと体を離された。



「余計気になる!」

「まあ落ち着けって」

「彼女とかいたの…? そういえばあたし、煌のこと何にも知らない…」



惺音がまた不安そうな表情になった。



やっぱ正直に言うしかないか…。