二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

~煌~

「なるほどな、莉子ちゃんが蘭のことを…」



土曜日の朝。



蘭と莉子ちゃんが2人で出かけていき、俺は居間で惺音から蘭への莉子ちゃんの想いを聞いていた。



「俺的にはぜひとも上手くいってほしいけどな、蘭には惺音のこと諦めてほしいし」

「でも蘭はあたしのことなんてもうとっくに諦めてると思うよ。あたしに何も変なことしてこないもん」

「そりゃそうだろ。そんなことしたら俺が殺してる」

「物騒なこと言わないでよ…」



だって手なんか出されたら本気で無理だし。



まあ蘭も諦めてるんだなっていうのは俺も感じてるところだけど。



「で?」



俺は身を乗り出した。



「俺たちも2人なわけだけど。部屋にでも引き籠ってイチャつき放題?」



俺がそう言うとたちまち赤くなる惺音の顔。



「ば、ばかじゃないの!?」

「2人きりなんてそうそうねえからな~。カワイイ惺音チャンのこと触り倒してえなあ?」



そう言って真っ赤な顔の惺音のおでこにキスをする。



ん~、かわいい。



そのまま続けて鼻と頬と唇にもキスした。



「好き」



顔近くでそう言うと、ぷしゅ~とでも音がしそうなくらい顔の赤い惺音。



俺はそんな惺音の手を握った。



「俺の部屋で映画でも見るか?」



そう言ったら小さくコクコクとうなずいた。



俺は惺音の頭を軽く撫でると惺音の手を握ったまま立ち上がった。



手を繋いで俺の部屋まで行く。



居間の外に控えていたメイドがクスクスと微笑ましそうに笑ってる。



見られてたか…。



まあいい。



気にせず部屋に入った。