二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「は!? 教室で何やってんの!?」

「蘭が調子に乗らないように見せつけた」

「ばかじゃないの!?」

「さっきもやすやすと抱きしめられやがって…」



そう言う煌は面白くなさそうに口をとがらせてる。



ちょ、ちょっと可愛いかも…。



「ご、ごめんね…?」

「別に…」



拗ねてるっぽい煌にキュンとしちゃった…。



それから始業式を終わらせてあたしたちは屋敷に帰った。



「ただいまー」

「おかえり」



莉子が先に帰ってた。



昨日届いて煌と蘭に飾らせた4人の写真を広間で満足そうに見てる。



「クラスどうだった?」

「3人一緒だったよん」




蘭がピースすると莉子が「おおー!」と拍手した。



「あ、そうだ」



あたしは突然思いつく。



「今日はみんなでお花見しよ。新学期だから」

「え、お花見って…。もう桜散ってるけど…」

「いいから。ね?」



そう言って笑顔で煌と蘭を見る。



煌がため息をついた。



「また始まったよ…。姫の無茶ぶり…」

「去年は咲く時期早めて今年は巻き戻し~? なんで普通の時期にやらないかな~…」



煌と蘭が2人で文句を言うからあたしは2人を睨みつけた。



2人とも首をすくめる。



「久しぶりに惺音ちゃんが怖い…」

「いいからやって!」



というわけで2人がせっせと妖力で庭の桜の時間を巻き戻してる。



あたしと莉子はその様子を優雅に眺める。