二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

それから屋敷に戻って…。



「改めて、蘭くん誕生日おめでとうー!」



食堂には豪華な食事が用意してあった。



「わあー!」



蘭が明るい声を出す。



みんなでそれをわいわい食べて。



あたしはみんなを見渡した。



「煌、蘭、あたしに1年ついてきてくれて…ありがと…」



いざ言うとなんだか照れてしまって声が尻すぼみになる。



優しい顔で煌と蘭があたしを見てる。



「2人と知り合って…幸せだった。ようやく家族ができたってあたしにも思えた。そこに莉子も加わってくれて…今が人生で…一番幸せだよ…」



そう言うあたしの顔は多分赤いけど。



たまには素直に気持ちを伝えるんだ。


だって本当のことだから。



それから蘭が嬉しそうに笑った。



「惺音ちゃん、俺も本当に幸せ。惺音ちゃんと出会って、こうして誕生日も与えてもらって。誕生日がこんなに幸せな日なんて知らなかったよ。幸せを教えてくれてありがとう」



蘭はちょっと涙ぐんでる。



あたしと莉子もそれにつられて。



食堂は和やかな空気で包まれる。



大好きな人がこんなにたくさんいて、そばにいてくれて、幸せだ。



これからもずっとこんな幸せが続けばいい。



あたしはそれを願った。