二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「煌くーん、ここ教えてー!」



下から蘭の大きい声が聞こえた。



煌がその言葉に「チッ」と軽く舌打ち。



あたしの上からどいた。



「やっぱ邪魔者が多いな」



そう言って軽く笑ってあたしの頭を撫でた。



「もう寝ろよ」

「こ、煌もね…」

「ん。おやすみ」



そう言って部屋から出て行った。



残されたあたしは眠れるわけもなく…。



「惺音ちゃん、眠そう…」

「昨日遅くまで起きてるからだ」

「俺たちより寝室入るの早かったのに…」



次の日はばっちり寝不足。



でも今日から試験だから頑張らなきゃ…。



煌と蘭がAクラスに行けてもあたしが落ちちゃ意味ないもんね…。



この試験が終わればすぐに春休みだ。



それから数日の間試験期間をなんとかこなした。



そして最終日!



今日は蘭の誕生日だ。



でも朝から英単語帳を眺めてる蘭はそのことには気づいてなさそう。



あたしたちもあえて気づかないふりをした。



サプライズするもんね~。



いつも通り家を出て、テストを普通にこなして。



「蘭! おつかれー」

「惺音ちゃん、煌くん、おつかれ!」

「どうだった?」

「バッチリ! 2年生は同じクラスになれちゃうよーん」



良かった良かった。



それから3人で校舎から出た。



校門で待っていたのは、莉子。



蘭がびっくりした顔をして莉子に駆け寄った。