二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「それでもいい。それでも蘭くんのことが好きだよ…。あたし分かった。自分で思ってるよりも、あたしは蘭くんのことが好き」

「莉子…」

「あたし諦めたくない…」



そう言って、涙を流したままにこっと笑った。



俺は、莉子の強さになんだか圧倒された気がして。



「そのブラウニー、あたしが手作りしたの。食べてね」



そう言って笑う莉子がなんだか健気でかわいく思えた。



俺にとっても莉子は大切な人だよ。



莉子との関係がこれからどうなっていくのか。



俺にはどうしたらいいのかよくわからなくて。



だけど、莉子は俺に「これからも今まで通りでいてね」と言った。



分かったよ、莉子。



俺はこれからも普通でいいんだよね?



それが莉子にとっても良い選択ってことだよね?



それから夜遅くに帰ってきた惺音ちゃんたちを俺たちは何事もなかったかのように2人で迎えて。



俺は莉子に告白された動揺で、2人が遅く帰ってきたのにもそこまで気落ちしなかった。



でもやっぱり惺音ちゃんがくれたチョコは俺の心をぐっと切なくさせて。



惺音ちゃんへの想いを残しながら、莉子にもちゃんと向き合わなきゃと思った。