二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

~煌~

惺音の態度が変だった翌日。



いつも通りに登校する俺たち。



…と思いきや、学校全体がなんだか浮足立ってる。



あれ、そういえば今日ってバレンタインか?



惺音から朝特になんもなかったんスけど…。



でも昨日の変な態度の原因はこれか…。



そして、なんだか女子たちに呼び出される俺。



なんか俺、モテてるらしい。



「これ、もらってください!」

「俺彼女いるんだけど…」

「知ってます! でももらってくれるだけでいいんで!」



そんなこと言われたら拒否るわけにもいかない…。



「なんかもらった」



そう言ってチョコを抱えて戻ると、惺音はなんだか不機嫌だった。



「あ、そう! 良かったね!」



嫉妬してやがんのか…。



かわいいな…。



「食うか?」

「食うよ!」



食うのか…。



惺音にもらったチョコをやると片っ端から食い始めた。



「なんか手紙入ってる」



そう言って勝手に読み始めた。



「『連絡ください♡』だって…。燃やす」



そう言って本当に狐火で燃やし始めた。



「おいおい…」

「連絡したかった? ごめんね!」



バカみたいに嫉妬してる惺音に俺は猛烈に抱きしめたい衝動に駆られる。



っつーかチューしてえ~…。



でもそんなことしたら気が立ってる惺音に俺まで燃やされそうだ…。



俺の彼女は怖いからな…。