二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

やばい!



俺たちは顔を見合わせた。



急いで時を止めて車いすを押して走って逃げた。



施設から飛び出た俺たちは、声を出して笑った。



「あー、ドキドキした!」



直美さんがそう言いながら涙をぬぐって笑ってる。



「こんなスリル、なかなか味わえない! 死ぬ前にこんな体験できて面白かったー」



そう言って直美さんはずうっと笑っていた。



それから俺たちは直美さんを病院に送り届けて。



「良い夢だった…ありがとう」



そう言って直美さんは眠って行った。



「蘭くん…ありがとう」



莉子は泣きながら俺に笑いかけた。



俺もそっと笑顔を返した。