二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「なんて良い男! 2人がここに残るならこの男を返してあげてもいいわ」



そう言って煌と蘭の顎を人差し指でクイッと持ち上げて、2人の頬に順にキスした。



なんてことしてくれてんの!?



あたしはそれを見て大激怒。



「絶対に許さない!」



そう言って雪女のところにズンズン突き進んだ。



って、あれ?



莉子もあたしの隣を怒った顔で進んでる。



「何てことするの!?」



そう言って雪女に怒鳴った。



あたしは唖然。



なんで莉子がこんなに怒ってるの…?



雪女が冷めた目で莉子のことを見る。



「あら、人間じゃないの。弱い生き物は嫌いだわ」



そう言って莉子に息を吹きかけようとした。



危ない!



あたしはとっさに莉子のことを弾き飛ばす。



それから雪女の息を手で受け止めて包んだ。



そして、ついでに太郎と次郎のおでこを人差し指で突いて元に戻してあげる。



それから煌の頬を思い切り服でゴシゴシと拭った。



「やるわね」



雪女がにやりと笑った。



「あんたの術はあたしには効かない」



そう言って雪女の目の前につかつかと歩く。



「あんたをあたしの狐火で溶かしてやろうか?」



雪女はその言葉に冷や汗をかいてるけど、強気で笑顔を崩さない。



「あたしに手を下したら罰されるのはあなたの方じゃない?」

「あんたは人間に手を出そうとした。それを守ろうとするのは正当防衛でしょ。あたしは怒ってる。罰されてもやる」



そう言って手から狐火を出した。



雪女にそれを近づける。



雪女の顔が恐怖に変わった。



雪女の手が徐々に溶けていく。