二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「いやあ、狐の小娘が神議りにやってきたと聞いてどうなるかと思ったが素晴らしい器量だの」

「兄には似ず賢い」

「これからも毎年来てほしいくらいじゃな」



そう言って次から次へと惺音の盃にドボドボと酒が注がれる。



俺たち妖に未成年という概念はないので惺音もそれを注がれるまま煽った。



そこに、惺音をいびっていた神が酒瓶を片手にやってきた。



「御饌津どの、私からも一杯いただいてはくれぬか。今までの非礼を詫びたい」

「これはこれは」



惺音も笑顔でそれに応じた。



それからその神とも仲良くなり…。



「煌~! 神議りって楽しいね~!」



完全に酔っ払いやがった…。



惺音くらい妖力が強ければ酔いとは無縁と思ってたのに…。



「うちの主に何を飲ませました?」

「神の酒は特別なのだ」



まじかよ~…。



これ以上飲ませるのは危険と俺は判断。



これは神使としての判断だ…。



神々に挨拶をして惺音を寝所まで抱えて運んだ。