~煌~
神議り6日目。
最初は会議について訳が分からないと言っていた惺音だったが、だんだんと理解してきたようだった。
要は来年の収穫や人の縁など、人々の運勢を決める会議。
まあ本来俺ら一介の妖が関われるようなことじゃないよな…。
惺音は名代としての務めを果たすべく、真剣な顔で聞いてる。
莉子ちゃんの病状も分からないし心配だろうに頑張ってる…。
「ところで、御饌津どの。そなたの考えはいかがか」
そこに、初日に惺音を怪しいと詰めた神がいじわるそうに惺音に唐突に話を振った。
俺はハラハラと惺音を見た。
惺音の母親も心配そうに見ている。
だけど惺音は堂々とした姿勢をして見せた。
「確かに、皆様のおっしゃる通り、本年は日照りが続いて参りましたので、来年はその均衡を保つため雨量を増やすのは大事かと思います。ですが、洪水を起こすというのはいかがなものでしょうか…。そうすれば人手が割かれ、すでに定まった人々の縁が薄れます。ここは、気象神に全てを任すのではなく、食物神やその他の神々にも分担していただき均等に雨量を増やすという方向が良いかと…」
そのまっとうな意見に、話を振った神は詰まった顔をした。
でも他の神々は惺音の意見に「それもそうだ」と唸っている。
さすがだ、惺音…。
惺音の母親も、惺音のことを目を細めて見ていた。
神議り6日目。
最初は会議について訳が分からないと言っていた惺音だったが、だんだんと理解してきたようだった。
要は来年の収穫や人の縁など、人々の運勢を決める会議。
まあ本来俺ら一介の妖が関われるようなことじゃないよな…。
惺音は名代としての務めを果たすべく、真剣な顔で聞いてる。
莉子ちゃんの病状も分からないし心配だろうに頑張ってる…。
「ところで、御饌津どの。そなたの考えはいかがか」
そこに、初日に惺音を怪しいと詰めた神がいじわるそうに惺音に唐突に話を振った。
俺はハラハラと惺音を見た。
惺音の母親も心配そうに見ている。
だけど惺音は堂々とした姿勢をして見せた。
「確かに、皆様のおっしゃる通り、本年は日照りが続いて参りましたので、来年はその均衡を保つため雨量を増やすのは大事かと思います。ですが、洪水を起こすというのはいかがなものでしょうか…。そうすれば人手が割かれ、すでに定まった人々の縁が薄れます。ここは、気象神に全てを任すのではなく、食物神やその他の神々にも分担していただき均等に雨量を増やすという方向が良いかと…」
そのまっとうな意見に、話を振った神は詰まった顔をした。
でも他の神々は惺音の意見に「それもそうだ」と唸っている。
さすがだ、惺音…。
惺音の母親も、惺音のことを目を細めて見ていた。



