二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「ごめん…」

「ん? なにが?」

「莉子は…本当のお母さんとそうなる可能性も期待してるよね…」



俺がシュン…とそう言ったら、莉子はアハハと笑った。



笑うとこ!?



「あたしはもうそういうのには期待してないから…。親がいないものと思って生きてるしね。気を使ってくれてありがとう」

「莉子…」

「それより、蘭くんは惺音ちゃんのことが本当に好きなんだね」



莉子がそう言ってにっこりと笑った。



「うん…大好き」

「そっか…。切なくない?」

「切ないけど…いいんだ。惺音ちゃんのことも煌くんのことも大切だから。2人が幸せなら嬉しいよ」

「蘭くんは優しいね」



そう言って…莉子が俺の頭をそっと撫でてくれた。



莉子が俺を撫でる手はいつでも温かい。



俺は莉子に見守られながら、そっと涙を流した。