二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「何しにきっ…」



あたしの言葉にかぶさるように、煌があたしのことを抱きしめる。



突然のことにあたしの心臓はどっきどき。



「何すんの!」



照れ隠しで怒ると、煌が人差し指を唇に当てた。



「シィー。隣の部屋の蘭にバレるぞ」



あたしはその言葉で黙り込む。



煌がニコニコとあたしの頭を撫でた。



「こうしたくて来た」

「バカ…」



軽く煌の胸をポンと叩くあたし…。



こうしてときめいてるんだから煌の掌の上だ…。



煌が愛おしそうにあたしの頭の上の耳を撫でる。



「やっぱこれかわいいよな」



煌がそう言ってからあたしにキスした。



ん~…!



恥ずかしいのに拒否できない…。



しばらく食べられるようにキスされてから唇を離した煌は満足そう。



あたしは頭から湯気が出そうだ。



それから煌があたしの手の上に自分の手を置いた。



「お母さん、まだ話せねえの?」



そう言ってあたしの顔を覗き込む。



煌なりに心配してくれてるのか…。



あたしは小さくうなずいた。



「なんでか分からないけど…怖くて」

「怖い?」

「うん、7歳以降ずっと会ってないから…どんなお母さんだったかも記憶にないし…あたしに会いたいかも分からないし…」



煌はあたしの言葉を聞いてからあたしのことをそっと引き寄せた。



それから背中をポンポンと叩く。