神議りとは、毎年11月に出雲で行われる神々の会議。
よく知らないけど、全国の神々が一斉に集って今年一年の報告をしたり来年のことについて話し合うらしい。
「いや~俺の鬼嫁がな、なんか知らねえけど最近特に気性が荒くてな~、俺のこと神議りなんて行ったら殺すって言うんだよ」
「香月さんが…」
和音の彼女の香月さんは文字通り鬼の妖。
鬼っていうのは妖の中でも特殊な存在で、人口もかなり多いから、悪鬼になる者もいれば、人間が悪霊化して鬼になり罰として地獄で働かされてる者もいるし、珍しい例だけど山神としての地位を与えられた者もいる。
香月さんはその山神の娘だ。
「俺もあんな状態の香月を一人にするわけに行かねえし、どうしようかと思ってたんだが、そうだ俺には神の子の妹がいるわと思って」
「…」
「な~、俺の代わりに行ってくんね~?」
和音が両手をすり合わせてあたしにお願いした。
あたしはため息をつく。
「しょうがないな…」
あたしは渋々とうなずいた。
和音の顔が輝く。
「行ってくれるのか!」
「あたし右も左も分からないけどそれでもいいなら」
「俺もどうせ行ってもなんもしねえから問題ねえよ。あんなん顔出すだけだ。あとは偉い奴らがあーだーこーだ言ってるだけ」
「ったく…」
渋々とそう言いながらも、あたしは内心で思っていることがあった。
神議りは全国の神々が集まる。
っていうことは、稲荷神であるお母さんも必ずいる…。
神議りに出席すれば、お母さんに会えるんじゃないか…。
それが、和音の頼みを受けた理由の一つだった。
「あ、そうだ」
和音が帰りがけに言った。
「俺最近生け花ハマってんだけどな~、お前らに土産で持ってきたから」
そう言ってほいっとその場に生け花を出した。
百合や草木が可憐に生けてある。
お香の次は生け花か…。
何でもやるね、この神は…。
「居間にでも飾っとけよ」
そう言って和音は帰って行った。
よく知らないけど、全国の神々が一斉に集って今年一年の報告をしたり来年のことについて話し合うらしい。
「いや~俺の鬼嫁がな、なんか知らねえけど最近特に気性が荒くてな~、俺のこと神議りなんて行ったら殺すって言うんだよ」
「香月さんが…」
和音の彼女の香月さんは文字通り鬼の妖。
鬼っていうのは妖の中でも特殊な存在で、人口もかなり多いから、悪鬼になる者もいれば、人間が悪霊化して鬼になり罰として地獄で働かされてる者もいるし、珍しい例だけど山神としての地位を与えられた者もいる。
香月さんはその山神の娘だ。
「俺もあんな状態の香月を一人にするわけに行かねえし、どうしようかと思ってたんだが、そうだ俺には神の子の妹がいるわと思って」
「…」
「な~、俺の代わりに行ってくんね~?」
和音が両手をすり合わせてあたしにお願いした。
あたしはため息をつく。
「しょうがないな…」
あたしは渋々とうなずいた。
和音の顔が輝く。
「行ってくれるのか!」
「あたし右も左も分からないけどそれでもいいなら」
「俺もどうせ行ってもなんもしねえから問題ねえよ。あんなん顔出すだけだ。あとは偉い奴らがあーだーこーだ言ってるだけ」
「ったく…」
渋々とそう言いながらも、あたしは内心で思っていることがあった。
神議りは全国の神々が集まる。
っていうことは、稲荷神であるお母さんも必ずいる…。
神議りに出席すれば、お母さんに会えるんじゃないか…。
それが、和音の頼みを受けた理由の一つだった。
「あ、そうだ」
和音が帰りがけに言った。
「俺最近生け花ハマってんだけどな~、お前らに土産で持ってきたから」
そう言ってほいっとその場に生け花を出した。
百合や草木が可憐に生けてある。
お香の次は生け花か…。
何でもやるね、この神は…。
「居間にでも飾っとけよ」
そう言って和音は帰って行った。



