二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

次に目を覚ましたのは妖の世界での屋敷の布団の上。



朝か昼っぽい…。



「誰かいる?」



あたしは部屋の外に声をかけた。



「はい」



部屋の外から女中の声がする。



「あれからどのくらい経った?」

「惺音様が正体を無くされてから半日ほど。人間界にいるお仲間には連絡してあります。一度様子を見に来られましたよ」

「煌のところに行く。案内して」



あたしはそう言って部屋から出た。



女中が手をついてあたしに頭を下げてからそっと立ち上がった。



通された煌の部屋。



あたしはそっと中に入った。



煌は眠っていたようだったけど、あたしが入る音に気が付いて目が覚めた。



煌は薬が効いてるのか思ったより元気そうだった。



煌の隣に腰を下ろす。



「ごめん、起こした」

「いや、いい。それより…惺音、なんであそこにいた?」



あたしは、煌の問いに詰まる。



そうだ、あたし、勢いで煌に告白しに来たんだった…。



突然我に返って恥ずかしくなる。



「べ、べつに…たまたま…」



あたしがモジモジと小さくなってそう言うと、煌がにやっと笑った。



「俺に会いに来たのか」

「そっ…そうとも言う…かな?」



あたしがそう言うと、煌は大きい声で笑った。



それから布団から半身を起こしてあたしの頬に手を伸ばした。



その目が愛おしそうにあたしを見る。



あたしは心臓がドキドキと脈打つのを感じた。