二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

そのままその日はお開きになった。



夜になってあたしは布団に入り込む。



夜の闇はあたしに色んなことを考えさせる。



『煌のことを忘れる』…。



今の関係を保ったまま、あたしにそれができるのかな…。



『他の人に目を向ける』。



それが解決策の一つとして、あたしは本当に他の人を見れるんだろうか。



そんなことできないんじゃないかという気がした。



いや…違う。



あたしは…この気持ちを失いたくないんだ。



煌のことを愛おしいと思うこの感情がなくなるなんて、そんなことを考えると切なさが押し寄せてくる。



今だって、結局煌に会いたいと思ってしまってる自分がいる。



だけど…。



同時に蘭の顔も思い出す。



やっぱりあたしは今の3人の形が崩れてしまうのが怖い。



どうしたらいいの…。



そんな葛藤を抱えながら、あたしは今日の疲れもあって眠りの世界に落ちていった。



そして…夢を見た。



暗闇の中、誰かが遠くに見える。



あたしはゆっくり歩いてその顔を確かめようとした。



そして…途中で気づく。



煌だ…。



煌があたしに会いに来たの…?



いや、違う…。



あたしが会いに行ってしまったんだ…。



あたしは夢に会いに行ってしまうほど煌に焦がれている自分に愕然とした。



煌としばらく見つめ合った。



あたしはどうしたらいいか分からない。



すると、煌があたしに向かって歩き出した。



そして、その勢いのままあたしのことをいきなり抱きしめた。