二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

林間学校では惺音はそれなりに楽しそうにしてる。



碧ともなんか仲良さげに喋ってるし…。



そんな姿に軽く嫉妬を覚える俺。



木の実をもいで碧の頭に投げた。



突然空から木の実が降ってきてきょろきょろと周りを見渡す碧。



でも当然俺たちの姿は見つけられない。



そうしてるうちに夜になった。



キャンプファイヤーが輪の中心に出来つつ、軽食や飲み物が配られる。



惺音の側に、一人の男が近づいた。



あれは確か…どこかの猿山の王の息子。



名前は忘れた。



何かを2人で楽しそうにしゃべって笑ってる。



「あの男…気に入らないね」



蘭が俺に言った。



俺は黙ってうなずく。



気に入らないどころじゃない。



時折惺音の腕や肩に触れる。



それだけで俺はかなり苛立つ。



そのうち、2人は連絡先交換をし始めた。



俺のイライラはマックス。



「猿は信用ならねえ!」

「同感」



俺たちは、キャンプファイヤーを終えたあと、猿のことを襲うことにした。



寝支度をするために一人で外に出た猿に近づいた。



「おい」



俺が低い声で後ろから声をかけると、びくりと後ろを振り返った。



「え…なんで君たちが…」

「なんでもいいだろ。それより惺音の連絡先、今すぐここで消せよ」

「は…?」



猿が目を白黒させてる。



俺と蘭は詰め寄った。