二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「好きっていうのが何か教えてあげる。その人と一緒にいるとドキドキして、泣きたいような温かい不思議な気持ちになって、ずっとそばにいたい、いてほしいと思うことだよ」

「…」



ドキドキして…泣きたいような温かいような不思議な気持ち…。



あたしは心当たりのあるそれに押し黙るしかなくて…。



好き…?



あたしが…?



そんなの、認められるわけないっ…。



「若いっていいね~」



黙ってしまったあたしに、織姫はそう言ってまた笑った。



他人事だと思って…。



それから解散したあたしたち。



「じゃあね、彦星によろしく~」

「うん、最高の夜にしてくるわ!」



その言葉にやっぱりあたしと莉子は顔を赤くして。



それから屋敷に残されたあたしたち。



織姫がいなくなって急に静かになる。



煌がじっとあたしの顔を見た。



あたしは煌の顔が見れなくて顔を逸らす。



「で? 俺たちに荷物押し付けて織姫たちとなんの話してたわけ?」

「じょ、女子会だから内緒っ!」

「ふーん…」



面白くなさそうな煌。



蘭も混ざってきた。



「俺たちだけ仲間外れずるい!」

「仲間外れじゃない! たまたまそういう会だっただけ! そ、それより天の川みんなで見よっ」



そう言って3人を屋敷の屋上に促した。



織姫がちゃんと彦星に会えたか見届けなきゃ。