二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「あはは、人間って感じでかわいいね~」

「途方もない数字に驚いて…。にせん…」



あたしも驚いてる莉子を笑いながら、ケーキを食べつつ織姫に聞く。



「会ってなにするの?」

「そりゃ~色々。夜は長いからね~。積もる話もあるしキスしたりエッチしたり? 朝まで何回も。1年ぶりだからね。最高だよ」



その言葉にあたしと莉子は真っ赤。



織姫はケラケラと笑ってる。



「あんたたちはウブだね~」



悔しい…。



それからあたしは何気なく織姫に聞いた。



「そんなに長いこと付き合ってて好きじゃなくならないの?」

「そんなことあるわけないじゃん! 毎日毎日会いたい気持ちでいっぱいでいたら1年経ってその繰り返しだよ」

「ふーん」



よく分からないままうなずくあたしに織姫が言った。



「あんた恋を知らないでしょ。まだまだ16歳のガキンチョだからね~」

「じゃあさ…好きってなに?」



思い切ってあたしは織姫に聞いてみる。



好きって感情…あたしはまだ知らないけど…なんだか聞いてみたかった。



織姫はあたしの言葉にキョトンとしてから大笑い。



「思春期があるのは人間だけだと思ってたけど、あんたもなの?」

「からかわないでよ!」

「どおりでね~」

「な、なにが…」



織姫が意地悪そうな目であたしのことをニヤニヤと見た。



「あの目がきつい方の神使でしょ」

「は、はあ!? なにが!?」

「あはは、その反応がもうそうなんだって。気になってるんでしょ」

「ち、違うけど!?」

「あっちも惺音のこと好きそうだったし両想いじゃん」

「だから違うって!」



織姫は面白そうに笑い転げてる。



莉子は「惺音ちゃん! そうなの~!?」となぜか嬉しそう。



一方のあたしの顔は真っ赤。



気になってるとか…そんなわけないじゃん…っ。