二匹の神使な妖獣からの溺愛が止まない

「で、今日は何しに来たの。あんた今日の夜1年に1度のデートじゃん、準備しなくていいの?」

「だから来たのよ! 人間界で可愛い服買おうと思って」



織姫はそう言って身をずいっと乗り出した。



「久しぶりに会えるダーリンに可愛い服で会いたいじゃん?」

「あんた織女でしょ。自分で作ればいいじゃん」

「分かってないね。たまには他の文化の最先端を身にまといたいのよ。買い物付き合ってよ」



あたしは織姫の言葉にため息をついた。



「しょうがないな…」

「やった! じゃあ時間もないし早速行こ!」

「莉子も行く?」



あたしは莉子に聞いてみる。



ほら、せっかくだから女子同士3人で買い物するのも悪くないかなって…。



莉子はキラキラした目をしてる。



「いいの!? 行きたい!」



その言葉に、そばで聞いていた神使たちが反応した。



「え、俺らは?」

「あんたたちは~…たまには留守番でいいよ」

「は? 俺惺音の神使だし。俺も行く」



煌の言葉に、蘭も「俺も!」と手を上げる。



織姫が、そんな2人を「めっ!」と手で制す。



「これは女子会なの~。男たちはいらないよ」



その言葉にぶすっとした様子の2人。



「うるせえ。とにかく行く。惺音も来てほしいよな?」



煌がそう言ってあたしを見た。



あたしは急なことにドギマギして思わず目を逸らした。



「惺音、あんたの神使ちょっと生意気じゃない?」



織姫がそう言うので、あたしは苦笑い。



出来るだけ煌の方を見ないように、2人に、「来てもいいけど後ろからついて来るだけにしてよ?」と言った。



渋々うなずく2人。