「えーっ、どうしてもダメ?」
うぅっ。ズルいよ、イチゴくん。
そんなつぶらな瞳でじっと見つめられたら、断りきれない。
「……どうぞ」
「やったー!」
渋々わたしがグラスを差し出すと、イチゴくんはうれしそうに受け取ってくれた。
「「いっただっきまーす」」
二人でパチンッと手を合わせると、長い柄のついたスプーンでさっそくすくって、一口ぱくりっ。
はぁ~、ホイップクリームとイチゴの組み合わせが最高……じゃなくて!
肝心のスポンジゾーンまで掘り進めると、スポンジとホイップクリームを一緒にぱくりっ。
「うーん、やっぱりスポンジがちょっとボソボソしてる……けど、おいしい!」
失敗したのはショックだったけど、こうやってリメイクしたら、失敗作が失敗作じゃなくなったみたいで、ちょっとだけうれしい。
でも、次は絶対に成功させるぞー!
……なんて意気込んでいたんだけど。
次の日も、そのまた次の日も、なかなかうまくいかない。
「なんで……」
粉を入れてから混ぜすぎて硬くなっちゃったり、混ぜ足りなくてダマになったり、挙句の果てには卵の泡立てすら不十分だったり。
気をつけなくちゃいけないことがありすぎる。
スポンジケーキって、やっぱり難しい……。
「心愛ちゃん、『今日こそ成功させなくちゃ!』って、ちょっと気負い過ぎてるんじゃない?」
だって、早く成功させたいんだもん。
もちろん早く次のスイーツが作りたいっていうのもあるけど、これ以上わたしのためにイチゴくんの大切な時間を割いてもらうのが申し訳なくって。
うぅっ。ズルいよ、イチゴくん。
そんなつぶらな瞳でじっと見つめられたら、断りきれない。
「……どうぞ」
「やったー!」
渋々わたしがグラスを差し出すと、イチゴくんはうれしそうに受け取ってくれた。
「「いっただっきまーす」」
二人でパチンッと手を合わせると、長い柄のついたスプーンでさっそくすくって、一口ぱくりっ。
はぁ~、ホイップクリームとイチゴの組み合わせが最高……じゃなくて!
肝心のスポンジゾーンまで掘り進めると、スポンジとホイップクリームを一緒にぱくりっ。
「うーん、やっぱりスポンジがちょっとボソボソしてる……けど、おいしい!」
失敗したのはショックだったけど、こうやってリメイクしたら、失敗作が失敗作じゃなくなったみたいで、ちょっとだけうれしい。
でも、次は絶対に成功させるぞー!
……なんて意気込んでいたんだけど。
次の日も、そのまた次の日も、なかなかうまくいかない。
「なんで……」
粉を入れてから混ぜすぎて硬くなっちゃったり、混ぜ足りなくてダマになったり、挙句の果てには卵の泡立てすら不十分だったり。
気をつけなくちゃいけないことがありすぎる。
スポンジケーキって、やっぱり難しい……。
「心愛ちゃん、『今日こそ成功させなくちゃ!』って、ちょっと気負い過ぎてるんじゃない?」
だって、早く成功させたいんだもん。
もちろん早く次のスイーツが作りたいっていうのもあるけど、これ以上わたしのためにイチゴくんの大切な時間を割いてもらうのが申し訳なくって。



