野いちご源氏物語 一一 花散里(はなちるさと)

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野いちご源氏物語 第十一巻 花散里(はなちるさと) おわり

【参考文献】
玉上琢彌訳注『源氏物語』(角川ソフィア文庫)
瀬戸内寂聴訳『源氏物語』(講談社文庫)
林望訳『謹訳 源氏物語』(祥伝社)
与謝野晶子訳『全訳 源氏物語』(角川文庫)

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【次回予告】第十二巻 須磨(すま)
源氏(げんじ)(きみ)は都を離れて須磨(すま)へ移る。
寂しい暮らしの(なぐさ)めは、恋人たちとの文通や、風景画を描くことだった。

謹慎(きんしん)生活が一年になるころ、都から宰相(さいしょうの)中将(ちゅうじょう)が訪ねてくる。
一晩語り明かして中将(ちゅうじょう)は都に戻っていった。

浜辺(はまべ)陰陽師(おんみょうじ)儀式(ぎしき)を行わせていると、突然暴風雨(ぼうふうう)(おそ)われる。
翌朝悪夢を見た源氏の君は、須磨が不吉(ふきつ)な土地に思われて——