上皇様の一周忌の日は大雪だった。
源氏の君は中宮様にお手紙をお送りになる。
「もう一年でございますね。いつになったら亡き上皇様にお会いできるだろうと、悲しみに暮れております」
中宮様も上皇様を思い出して悲しんでいらっしゃったから、お返事をお書きになったわ。
「つらい一年でございまいした。今日は一周忌でございますから、上皇様のご気配を感じられるのではと期待しております」
特別に美しいお手紙というわけではないけれど、源氏の君には上品で気高いように感じられたみたい。
ご筆跡は現代風ではない。
でも、独特な魅力のある字をお書きになる。
源氏の君は今日だけは中宮様への恋心を忘れて、上皇様のためにお経をお読みになっていたわ。
源氏の君は中宮様にお手紙をお送りになる。
「もう一年でございますね。いつになったら亡き上皇様にお会いできるだろうと、悲しみに暮れております」
中宮様も上皇様を思い出して悲しんでいらっしゃったから、お返事をお書きになったわ。
「つらい一年でございまいした。今日は一周忌でございますから、上皇様のご気配を感じられるのではと期待しております」
特別に美しいお手紙というわけではないけれど、源氏の君には上品で気高いように感じられたみたい。
ご筆跡は現代風ではない。
でも、独特な魅力のある字をお書きになる。
源氏の君は今日だけは中宮様への恋心を忘れて、上皇様のためにお経をお読みになっていたわ。



