男性たちが内裏に上がられて、ひさしぶりに左大臣邸の雰囲気がゆったりとした。
でも、それからしばらくすると、奥様が突然苦しみだしてしまわれたの。
お胸を押さえてうめいておられる。
内裏にお使者を走らせる間もなく、そのままお亡くなりになってしまった。
左大臣家のご関係者があわててお戻りになったので、内裏は人事発表どころではなくなってしまった。
深夜なので妖怪退治の僧侶を呼ぶこともできない。
奥様のご病気がぶり返すことはもうないだろうと、誰もかれも油断していたから、左大臣邸は大騒ぎになったの。
いろいろなところからお見舞いがやって来るけれど、その人たちをさばききれないほど、お屋敷のなかは混乱している。
泣き声があちこちから聞こえるの。
源氏の君は呆然となさっていた。
<こんなにあっけなく亡くなるとは。あの妖怪のせいなのか。なんて嫌な世の中だろう>
と、どこからのお見舞いも聞きたくないと思われてしまう。
上皇様からもお見舞いがあった。
左大臣様は姫君の死が悲しいのと、恐れ多いお見舞いがありがたいのとで、ずっと泣いていらっしゃる。
生き返らせるためのお祈りもおさせになったけれど、そんなことをしても虚しいだけよね。
ついにご葬儀が行われることになったわ。
でも、それからしばらくすると、奥様が突然苦しみだしてしまわれたの。
お胸を押さえてうめいておられる。
内裏にお使者を走らせる間もなく、そのままお亡くなりになってしまった。
左大臣家のご関係者があわててお戻りになったので、内裏は人事発表どころではなくなってしまった。
深夜なので妖怪退治の僧侶を呼ぶこともできない。
奥様のご病気がぶり返すことはもうないだろうと、誰もかれも油断していたから、左大臣邸は大騒ぎになったの。
いろいろなところからお見舞いがやって来るけれど、その人たちをさばききれないほど、お屋敷のなかは混乱している。
泣き声があちこちから聞こえるの。
源氏の君は呆然となさっていた。
<こんなにあっけなく亡くなるとは。あの妖怪のせいなのか。なんて嫌な世の中だろう>
と、どこからのお見舞いも聞きたくないと思われてしまう。
上皇様からもお見舞いがあった。
左大臣様は姫君の死が悲しいのと、恐れ多いお見舞いがありがたいのとで、ずっと泣いていらっしゃる。
生き返らせるためのお祈りもおさせになったけれど、そんなことをしても虚しいだけよね。
ついにご葬儀が行われることになったわ。



