源氏の君は若紫の君と見物に行くために、乗り物の用意を惟光にお命じになる。
お祭りにお出かけなので、姫君はいつもより美しく着飾っていらっしゃるの。
源氏の君はほほえんでご覧になる。
ご出発の前に、姫君のお髪を少し切りそろえて、さらにお美しくしようとお思いになった。
「豊かなお髪ですね。どこまで長くなるだろう」
とおっしゃって、源氏の君がお切りになるの。
乳母はありがたいことだと感激していたわ。
「長く伸びるお髪も、成長していくあなたも、私だけのものですよ」
と源氏の君がおっしゃると、姫君は紙にお返事をお書きになった。
「いつもあちこち出かけてばかりいらっしゃるくせに」
源氏の君は、
<こんなにかわいらしい子どもが、ずいぶんと大人っぽいことを書いたものだ>
とよろこんでいらっしゃる。
お祭りにお出かけなので、姫君はいつもより美しく着飾っていらっしゃるの。
源氏の君はほほえんでご覧になる。
ご出発の前に、姫君のお髪を少し切りそろえて、さらにお美しくしようとお思いになった。
「豊かなお髪ですね。どこまで長くなるだろう」
とおっしゃって、源氏の君がお切りになるの。
乳母はありがたいことだと感激していたわ。
「長く伸びるお髪も、成長していくあなたも、私だけのものですよ」
と源氏の君がおっしゃると、姫君は紙にお返事をお書きになった。
「いつもあちこち出かけてばかりいらっしゃるくせに」
源氏の君は、
<こんなにかわいらしい子どもが、ずいぶんと大人っぽいことを書いたものだ>
とよろこんでいらっしゃる。



