すばらしいお行列だったわ。
特に源氏の君はご立派でお美しくて、見物の人たちもうっとりしていたの。
これほどの人気を目の当たりにしたら、ちょっとした恋人なんかはかえってつらくなってしまわれたでしょうね。
絶対に自分だけのものにはなってくださらないと分かってしまうのだもの。
朝顔の姫君もご見物にいらっしゃっていた。
父宮とご一緒に特別席におられたの。
父宮は源氏の君をご覧になって、
「まばゆいほど美しく成長していかれる人だ。不吉な気さえする」
とおっしゃる。
朝顔の姫君も少しはお心が動かされていたけれど、
<長年熱心にお手紙をくださって、しかもこんなにお美しくていらっしゃるのよね。私が望めば妻の立場にしていただけるかもしれない。でも、それはどうかしら。ご愛情と幸せが、永遠に続くとは私には思えない>
と、冷静にお考え直しになる。
その周りでは、若い女房たちがきゃあきゃあと騒いでいたわ。
特に源氏の君はご立派でお美しくて、見物の人たちもうっとりしていたの。
これほどの人気を目の当たりにしたら、ちょっとした恋人なんかはかえってつらくなってしまわれたでしょうね。
絶対に自分だけのものにはなってくださらないと分かってしまうのだもの。
朝顔の姫君もご見物にいらっしゃっていた。
父宮とご一緒に特別席におられたの。
父宮は源氏の君をご覧になって、
「まばゆいほど美しく成長していかれる人だ。不吉な気さえする」
とおっしゃる。
朝顔の姫君も少しはお心が動かされていたけれど、
<長年熱心にお手紙をくださって、しかもこんなにお美しくていらっしゃるのよね。私が望めば妻の立場にしていただけるかもしれない。でも、それはどうかしら。ご愛情と幸せが、永遠に続くとは私には思えない>
と、冷静にお考え直しになる。
その周りでは、若い女房たちがきゃあきゃあと騒いでいたわ。



