【中】酸いも甘いも、イケメンぞろい。



 葛谷さんからクールに言われて、思わず口を閉じてしまう。

 そのまま、言われるままに段ボール箱の中に入って、ひざを抱えながらちぢこまると、段ボール箱のふたを閉められた。

 一体、なんでこんなことに…??




「本当に入ったッスか。望羽ちゃんはちっちゃいッスね~!」


「女の子をなめちゃダメですよ、イヌ先輩。これくらい楽勝なんですから」


「あのぉ…」


「静かに」




 葛谷さんのクールな声が降ってきて、口をつぐんだ。

 なんだか葛谷さんって、思わず言うことを聞いてしまうような、ふしぎな雰囲気があるなぁ…。

 少しの間、3人の先輩の雑談を聞いていると、カチャッと扉が開く音がした。




「なんだよ、急に呼び出して。昼休みは妹と過ごすって決めてるんだけど」