【中】酸いも甘いも、イケメンぞろい。

「あぁ。ストレスたまってるんだろう?」


「…」




 はぁ、とため息をついて、俺は壁から背中を離す。




「聞きたいことには答えてやる。そのあとは見せるな、興味ない」


「ふっ…いいだろう。これから仲良くしようじゃないか、茅都」




 その声は無視して、俺は家に帰るために階段を下りていった。


 長く付き合ううちに、あいつらの性格の悪さも、雨蓮が群を抜いてクズなのもよく知るところとなったものの…。

 望羽にさえ関わらなければいいと、あいつらの存在を放置していたことを後悔するのは、3年になってからのことだった。




fin.