「俺たちの話はよく聞こえたか?」
「あぁ」
「わぁ、本当に天衣先輩だ。学校の人気者なのに、そんなに冷たい顔をするんですね」
「笑わない天衣くんって初めて見たッス。雨蓮くん、よく捕まえてきたッスねぇ」
葛谷の横から顔を出したのは、美人な1年とうわさの早乙女未來と、犬丸藤一。
面倒だから演技をせずに腕を組んでいると、葛谷は俺を見下ろして笑った。
「こいつらと、不良相手になんでも屋を始めてな。興味がないなら仲間になれとは言わないが、俺たち、こういう関係になるのはどうだ?」
「…お前らに情報を流せと?」



