神獣の花嫁〜あまつ神に背く〜

そこで瞳子は、頭の中で改めて読み取れた文字を組み立て直す。何度か入れ替えたり、文字を補いかけて、はたと気づく。

(えっ。これ、ようするに───)

披、露、口、吸。
双真が「は?」と言って、遠い目をした理由を考えれば、腑に落ちる。

───要約すれば、おそらく───。

「キスして見せろって、こと!?」

思わず叫ぶように言って、双真を見れば、気まずそうに視線をそらされたのであった……。