愛されることを知らない私は、御曹司様と出会い溺愛される

「次は、奏吾さんの番ですね。何か欲しいものはありますか?」

「うーん、特にないんだよね。もっと言えば、ずっと可愛い陽月の服を一緒に見たいくらい」

「それだと始めと約束が違うじゃないですか!」

「じゃあ、何か今日の記念になるものが欲しいな。食べ物じゃなくて、ずっと手元に置いておけるもので」

「あ!じゃあ、あの雑貨屋さんはどうですか?」

「いいね、見に行こうか」

奏吾さんとお店に入り、店の中を見て回る。


「あ、これ可愛い……!」


「どれ?」


私が見つけたのは、木で出来た小さなリスの置物だった。

二匹並んで向き合っていて、とても可愛らしい。