30歳まで✕✕だった私はどうやら魔法使いになったようです

「さっきはありがとう」
と言いながら個室を出たものの、変わらずトイレには他の人の姿がない。

美加が入っていた両隣の個室も誰かが入っていた形跡はなかった。
「え……?」

美加はまさサーっと血の気が引くのを感じて、大急ぎてトイレを後にしたのだった。