小さい頃、おばあちゃんの家で知らない男の子たちを見たんだ。
銀色の髪とアイスブルーの目をした、眼鏡をかけたちょっと怖そうな男の子。
緑色の髪に、澄んだ青い目をしたニッコリ笑顔が可愛い男の子。
藍色の髪。そして初め黒だと思った目はよく見ると深い青色のちょっと大人びた男の子。
真っ赤な髪にウサギみたいな赤い目をした元気な男の子。
まだ小学生にもなってない頃だったけれど、カッコイイ男の子たちにドキドキしたのを覚えてる。
一緒に遊んでくれて、またいつか会えるといいねって話して別れた。
おばあちゃんにそのことを話すととても驚いてたな。
そしてキレイな指輪を見せてくれたの。
『この指輪はずっとおばあちゃんを守ってくれたんだよ。でもおばあちゃんはもう守られなくても大丈夫。だから次の持ち主を探してたんだ』
指輪には多分本物の宝石がいくつもついてた。
赤、青、緑……透明なのはダイヤモンドだったのかな?
『瞳にはまだ早いから、もう少し大きくなったらもらってちょうだいね』
そう言ったおばあちゃんは……数日前、私が中学二年になったこの夏に亡くなってしまった。
銀色の髪とアイスブルーの目をした、眼鏡をかけたちょっと怖そうな男の子。
緑色の髪に、澄んだ青い目をしたニッコリ笑顔が可愛い男の子。
藍色の髪。そして初め黒だと思った目はよく見ると深い青色のちょっと大人びた男の子。
真っ赤な髪にウサギみたいな赤い目をした元気な男の子。
まだ小学生にもなってない頃だったけれど、カッコイイ男の子たちにドキドキしたのを覚えてる。
一緒に遊んでくれて、またいつか会えるといいねって話して別れた。
おばあちゃんにそのことを話すととても驚いてたな。
そしてキレイな指輪を見せてくれたの。
『この指輪はずっとおばあちゃんを守ってくれたんだよ。でもおばあちゃんはもう守られなくても大丈夫。だから次の持ち主を探してたんだ』
指輪には多分本物の宝石がいくつもついてた。
赤、青、緑……透明なのはダイヤモンドだったのかな?
『瞳にはまだ早いから、もう少し大きくなったらもらってちょうだいね』
そう言ったおばあちゃんは……数日前、私が中学二年になったこの夏に亡くなってしまった。