二人きりで学校敷地内を歩く私と古賀くん。
「こっちの方が特別教室なんだけど、一つ一つ見る?」
「うん、そうしよっかな。その方がヒメといる時間長くなるし」
「……」
そういう問題じゃないんだけど。
「音楽室は今は吹奏楽部が使ってるね。あ、今日は合同練習なんだ」
案内しながらちょっと覗いてみると全部のパートが音楽室に集まって練習してた。
「へぇ、あ、ホントだ」
「っ⁉」
ドアの横から覗き込んだ私を背中から覆うようにして、同じく音楽室を覗き込む古賀くん。
制服がこすり合うくらい近くなって、ビックリしちゃう。
「こっちが運動部の部室がある方なんだけど……」
「あ、危ないよ」
丁度道具を運んでいた陸上部の人たちが来て、ぶつかりそうになってたのかな?
古賀くんが私の手を引いて抱きとめるようにして守ってくれた。
「っ⁉」
でも、抱きとめる必要はあったのかな⁉
可愛い顔をしていてもちゃんと男の子。
私を抱きとめた腕や胸は女の子とは違っていて硬い。
ドキドキしちゃって困った。
「こっちの方が特別教室なんだけど、一つ一つ見る?」
「うん、そうしよっかな。その方がヒメといる時間長くなるし」
「……」
そういう問題じゃないんだけど。
「音楽室は今は吹奏楽部が使ってるね。あ、今日は合同練習なんだ」
案内しながらちょっと覗いてみると全部のパートが音楽室に集まって練習してた。
「へぇ、あ、ホントだ」
「っ⁉」
ドアの横から覗き込んだ私を背中から覆うようにして、同じく音楽室を覗き込む古賀くん。
制服がこすり合うくらい近くなって、ビックリしちゃう。
「こっちが運動部の部室がある方なんだけど……」
「あ、危ないよ」
丁度道具を運んでいた陸上部の人たちが来て、ぶつかりそうになってたのかな?
古賀くんが私の手を引いて抱きとめるようにして守ってくれた。
「っ⁉」
でも、抱きとめる必要はあったのかな⁉
可愛い顔をしていてもちゃんと男の子。
私を抱きとめた腕や胸は女の子とは違っていて硬い。
ドキドキしちゃって困った。