「ねーねー! 干しぶどうはどの皿にあける?」
ウキウキと準備を進めるのはバルだ。
「そっちの白い皿に入れてくれ」
お義兄様が指示をする。
≪ワインはそちらの平たい皿になみなみと注げ。白と赤、両方だ≫
私に命じるのはライネケ様である。
ライネケ様は今日、巨大なキツネの姿だった。
「ワイングラスも持ってきましたが……」
お義兄様が見上げると、ライネケ様はフンと鼻を鳴らし人型になる。
≪リアムは気が利くな。しかし、皿にもワインを注いでくれ。我が眷属にも振る舞わねばなるまい?≫
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