え、そんなこと言われてもわかんないよ?私ってなんなの……!?



「俺、御原和輝ね?また血吸いに来るから覚えておいて!」

「え、あ、うん?和輝くんね?」

「うん!またねー!!」



そう言って、和輝くんは消えてしまった。

なんだったんだろう……?

この時の私はまだ知らなかった。このことがきっかけで、和輝くんに溺愛される日がくることを―――。