「しぃ痛くない?」 と亜紀に車椅子に乗せてもらって病院を出た。 お母さんとお父さんが支払いを終えてくれたみたいで、そのまま出ていく。 「詩花さん、お久しぶりですね。おかえりなさい。」 と柳さんが迎えてくれた。 ヒョイっと私をお姫様抱っこすると優しく座席に下ろす。