「ロイ様、愛していますわ!」

「ミア、お前は素直すぎるぞ」

「あら、気持ちなんて言葉にしないと伝わりませんわ。なので、何度でも言いますわ。ロイ様、愛しています!」

「分かったよ!」

ロイ様の見たことのない顔をミア様は引き出してくれる。

「フレア様、今度また一緒にお茶会をしましょう!絶対にロイ殿下との惚気話を聞かせますわ!」

「おい!ミア、絶対にやめろ!」

ミア様がロイ殿下の手を引っ張って走っていく。