「それなら日直の人に言えばいいでしょう? 毎日ちゆがやってたら本当に誰もやらなくなるよ?」
不満そうに怒る奈美ちゃんに、「ごめん」と謝る。
「そうだよね。日直の仕事奪っちゃうことになるよね」
「いや、そうじゃなくて。仕事押し付けられるよって言ってるの」
「ああ……うん、でも水やりだけなら別にいいかなぁって。私花好きだし」
正直、水やり自体はむしろ楽しいから構わなかった。
水やりをして、枯れた花や葉を取ってあげると花が喜んでいる様に見えるから。
手を掛けてあげただけ、とても綺麗に咲いてくれる。
そして綺麗に咲いた花は私の心を癒してくれるんだ。
だから、花の世話は嫌いじゃない――というか、結構好き。
「まあ、楽しそうだから良いけどさ。他の仕事まで押し付けられない様に気をつけなよ?」
「心配してくれるの? ありがとう、奈美ちゃん」
「どういたしまして。……まったく、そんな風にふわふわしてるから心配しちゃうんじゃない」
呆れたようにため息をつきながら困り笑顔を浮かべる奈美ちゃんはなんだかお姉さんみたい。
だから私はつい甘えちゃって「ごめんね」と謝りつつ笑顔になっちゃう。
「いいよ。ちゆのそういうところ、あたし好きだし」
「ありがとう、私も奈美ちゃんのお姉さんっぽいところ好きだよ」
二人で照れもせずお互いの好きなところを伝え合って、笑った。
不満そうに怒る奈美ちゃんに、「ごめん」と謝る。
「そうだよね。日直の仕事奪っちゃうことになるよね」
「いや、そうじゃなくて。仕事押し付けられるよって言ってるの」
「ああ……うん、でも水やりだけなら別にいいかなぁって。私花好きだし」
正直、水やり自体はむしろ楽しいから構わなかった。
水やりをして、枯れた花や葉を取ってあげると花が喜んでいる様に見えるから。
手を掛けてあげただけ、とても綺麗に咲いてくれる。
そして綺麗に咲いた花は私の心を癒してくれるんだ。
だから、花の世話は嫌いじゃない――というか、結構好き。
「まあ、楽しそうだから良いけどさ。他の仕事まで押し付けられない様に気をつけなよ?」
「心配してくれるの? ありがとう、奈美ちゃん」
「どういたしまして。……まったく、そんな風にふわふわしてるから心配しちゃうんじゃない」
呆れたようにため息をつきながら困り笑顔を浮かべる奈美ちゃんはなんだかお姉さんみたい。
だから私はつい甘えちゃって「ごめんね」と謝りつつ笑顔になっちゃう。
「いいよ。ちゆのそういうところ、あたし好きだし」
「ありがとう、私も奈美ちゃんのお姉さんっぽいところ好きだよ」
二人で照れもせずお互いの好きなところを伝え合って、笑った。