「そこまでして安心させたいんだ。随分気にかけてるね」
「当たり前だろ。大切な友達なんだから。ほら、早く持ってって」
顎で催促し、アルバムを引き出しにしまう。
……おかしくなかったかな。
詰まらず言えてたから違和感はなかったと思うんだけど……。
「ふーん。その友達って、もしかして千早さんって人?」
名前を言い当てられてバッと振り返った。
「なんで知ってるの?」
「よくお父さんとの会話に出てたから。『今日来てたけど会った?』って。患者さんなんだね」
ニヤニヤした顔でノートを抱える理空。
その近くには、お返しのお菓子が入った紙袋。
そして明日はホワイトデー。
……勘のいい奴め。
「どんな人? 年上? 年下?」
「同い年。俺と同じ大学生」
「系統は? 可愛い系? 綺麗系?」
「元気系かな。運動神経抜群だから」
「当たり前だろ。大切な友達なんだから。ほら、早く持ってって」
顎で催促し、アルバムを引き出しにしまう。
……おかしくなかったかな。
詰まらず言えてたから違和感はなかったと思うんだけど……。
「ふーん。その友達って、もしかして千早さんって人?」
名前を言い当てられてバッと振り返った。
「なんで知ってるの?」
「よくお父さんとの会話に出てたから。『今日来てたけど会った?』って。患者さんなんだね」
ニヤニヤした顔でノートを抱える理空。
その近くには、お返しのお菓子が入った紙袋。
そして明日はホワイトデー。
……勘のいい奴め。
「どんな人? 年上? 年下?」
「同い年。俺と同じ大学生」
「系統は? 可愛い系? 綺麗系?」
「元気系かな。運動神経抜群だから」



