そんなこんなで今日の写真撮影は終わった。

「じゃあ、次は私が絵を教える番ね」

昨日と同じ様に出来るだけ私の知っていることを教えた。

「鈴ちゃんは本当に絵が好きなんだね」

「うん。大好き」

なんか今、自然に笑えた気がする。

「本当可愛い」

「うん?なんか言った?」

「なんでもない」

間宮くんは悪戯をする子供のように笑った。