「じゃあ、また放課後」

間宮くんは、そう言って校内に戻っていった。

え?

今の出来事、現実?

私、少女漫画の主人公だったの?

私は鏡を取り出して、自分の顔を映した。

「うん、ヒロインの顔じゃない」

って、自分の顔で現実って分かるのも虚しいけどなっ!

「とりあえず、教室戻ろ」

私は、よろよろと教室に戻った。