翌日。5教科の学力テストを終えて帰宅した後、お財布とエコバッグを持ち、急いで部屋を出た。
エレベーターで1階に下りて、エントランスホールのソファーに座る。
もうそろそろかな。
「菜々夏ちゃーん!」
スマホの時計を見ていると、エレベーターの開閉音と同時に私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「美沙子ちゃん! こっちこっち!」
「遅れてごめんね〜!」
小走りで駆け寄ってきたのは、お隣さん兼クラスメイトの鬼丸さん。
学校でも寮でもご近所さんだから、親しみも込めて下の名前で呼び合うことになったんだ。
「ううん! 私もさっき来たところだから! それじゃあ、少し早いけど行きますか!」
「うん! レッツゴー!」
小さく拳を上げる。
今日は遠足に向けての特訓の日。これから2人でカレーの材料を買いに行くのだ。
寮を出て近所のスーパーへ向かう。
「えっ、バレそうになってたの⁉」
「そうなの。平常心は保ってたんだけど、なんか感じ取ったみたいでさ」
エレベーターで1階に下りて、エントランスホールのソファーに座る。
もうそろそろかな。
「菜々夏ちゃーん!」
スマホの時計を見ていると、エレベーターの開閉音と同時に私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「美沙子ちゃん! こっちこっち!」
「遅れてごめんね〜!」
小走りで駆け寄ってきたのは、お隣さん兼クラスメイトの鬼丸さん。
学校でも寮でもご近所さんだから、親しみも込めて下の名前で呼び合うことになったんだ。
「ううん! 私もさっき来たところだから! それじゃあ、少し早いけど行きますか!」
「うん! レッツゴー!」
小さく拳を上げる。
今日は遠足に向けての特訓の日。これから2人でカレーの材料を買いに行くのだ。
寮を出て近所のスーパーへ向かう。
「えっ、バレそうになってたの⁉」
「そうなの。平常心は保ってたんだけど、なんか感じ取ったみたいでさ」